1.チャック(従来式チャック)
この方式を採用しているのは、ドリル専用機と思っていいでしょう。(ビットを頻繁に変更するのには向かないため)
◆長所
ハンドルにより充分締めることができる安心感があり、逆転や主軸急停止にも強い。
キーレスドリルチャックに比べて全長が短くコンパクト。
◆短所
手締めでは把握力が足りずハンドルで締めなければならないこと。
締めすぎた場合、ハンドルでゆるめるのがたいへんなことがある。
2.キーレスチャック
最近の多くのドライバドリルで採用されている。穴空けに使用するときは、六角軸のきりを使った方が便利である。
◆キーレスチャックの長所
手締めのみで把握でき、また、手でゆるめることができ、とても能率が良い。
全体に渡りバランスの取れた構造で、カバーも本体との間で偏心等していないため、高回転に有利 。
◆キーレスチャックの短所
逆転や、主軸の急停止に弱いこと
重切削などで締まりすぎた場合、手でゆるめるのがたいへんなことがある
重切削などで急な力が掛かりスリップした場合、ドリルシャンク(柄)に深い傷がつきやすい
以上のような特徴があるので、購入するときの参考にしてください。キーレスチャックに六角軸のきりを利用するようにすれば、DIY用途ではほぼオールマイティーだと思います。