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2010年6月28日月曜日

チャックのお話

 充電式やAC方式などの方式の違いに依らず、電動ドリル、ドリルドライバーに「きり」やドライバービットを装着する装置として「チャック」があります。チャックには大きく分けて2種類があります。

1.チャック(従来式チャック)


      

この方式を採用しているのは、ドリル専用機と思っていいでしょう。(ビットを頻繁に変更するのには向かないため)

 ◆長所

   ハンドルにより充分締めることができる安心感があり、逆転や主軸急停止にも強い。

   キーレスドリルチャックに比べて全長が短くコンパクト。

 ◆短所

   手締めでは把握力が足りずハンドルで締めなければならないこと。

   締めすぎた場合、ハンドルでゆるめるのがたいへんなことがある。


2.キーレスチャック
      
  最近の多くのドライバドリルで採用されている。穴空けに使用するときは、六角軸のきりを使った方が便利である。
  ◆キーレスチャックの長所
   手締めのみで把握でき、また、手でゆるめることができ、とても能率が良い。
   全体に渡りバランスの取れた構造で、カバーも本体との間で偏心等していないため、高回転に有利 。
  ◆キーレスチャックの短所
   逆転や、主軸の急停止に弱いこと
   重切削などで締まりすぎた場合、手でゆるめるのがたいへんなことがある
   重切削などで急な力が掛かりスリップした場合、ドリルシャンク(柄)に深い傷がつきやすい
以上のような特徴があるので、購入するときの参考にしてください。キーレスチャックに六角軸のきりを利用するようにすれば、DIY用途ではほぼオールマイティーだと思います。


 





2010年6月21日月曜日

ミニ・ドリルドライバー(ペンタイプ) その2

 前回、ミニ・ドリルドライバー(ペンタイプ) の紹介をしたが、そのなかでこのジャンルは製造メーカも少ない・・・・と紹介しましたが、その後調べて見ると、今年に入って「マキタ」と「日立工機」の2社から新たに提供されてました。特にマキタは「マキタ充電式ペンインパクトドライバー」というインパクトドライバーもラインナップされています。しかしまだ使っている人を見たことがありませんけど。





1.マキタ充電式ペンインパクトドライバー TD020DS 18,900円

   Li-ion7.2V 30分充電 トルク20N・m コースレッド45mm

   回転数2,300回転(固定) 打撃数3000/分




2. マキタ充電式ペンインパクトドライバー TD021DS 19,500円


   Li-ion7.2V 30分充電 トルク22N・m コースレッド45mm

   左右両側面スイッチ、無段変速0~2,300回転、正逆転切替

   打撃数0~3000/分







3. マキタ充電式ペンドライバドリル DF010DS 22,900円

   Li-ion7.2V 30分充電 トルク5N・m (51Kgf.cm)

   回転数 200/650 21段クラッチ





4. 日立工機「コードレスドライバドリル」 DB3DL2 25,800円 
   Li-ion3.6V 18分充電 (低)トルク5N・m (51Kgf.cm)

   回転数 200/600 21段クラッチ

2010年6月16日水曜日

ミニ・ドリルドライバー(ペンタイプ)

 ミニ・ドリルドライバー(ペンタイプ)といわれるこのジャンルの製品は、電動ドリルドライバーでも一番小さいタイプの製品です。製造しているメーカもあまり多くないので選ぶのに苦労はしないでしょう。
  一番メジャーなのがPanasonicの製品です、電話工事屋さんやコピー機のサービスマン等のプロが好んで使用しています。機器のネジ締め等に向いていると思います。
  BLACK&DECKERの製品はPanasonicの製品の1/3くらいの価格です。クラッチの設定が0でも、トルクを逃がし切れずに締め付けが強すぎる為、 PCの組み立て等、アルミ製品や小径ネジの締め付けには、注意が必要です。 それと電池が着脱できないので、電池切れ即作業中断となるなど欠点もありますが、価格を考えると納得できるでしょう。

1.Panasonic 充電ドリルドライバー プロ用電動工具 2.4V EZ6220X  
 充電時間 15分
 回転数 高速:400回転/分
      低速:200回転/分
      (2段変速)
 最大締付トルク(弾性体締付トルク)
      高速:1.5N・m{15kgf・cm}
    低速:2.4N・m{24kgf・cm}

 松下時代からの製品、プロから絶大な人気を得ています。製造中止になっているので在庫がなくなり次第入手が困難になるでしょう。この製品が欲しい方は早めの購入をお薦めします。製品番号末尾の"X"は本体のみの製品です(バッテリー、充電器を同時に購入しないと使えません)。

2.Panasonic 充電ドリルドライバー プロ用電動工具 3.6V EZ7410LA1S-B
 充電時間 15分
 回転数 高速:600回転/分
     低速:200回転/分
      (2段変速)
 最大締付トルク(弾性体締付トルク)
      高速:1.5N・m{15kgf・cm}
      低速:4.4N・m{45kgf・cm}

 Li-ion電池を採用し作業量が大幅アップした製品。この製品もバッテリー・充電器が別売りのものがありますから注意が必要です。
 製品番号末尾"-B(黒)、"-R"(赤)、"-A"(青)の3種類があります。

3.BLACK&DECKER 3.6V充電ピボットドライバー Z-KC9039-P1
 充電時間    3時間
 回転数 180回転/分
(変速なし)
 最大締付トルク(弾性体締付トルク)    3.8N・m

 価格が安いのが魅力。DIY利用には十分だと思います。

今回紹介した3機種とも、チャックがワンタッチビットロック方式なのでBLACK&DECKER 23pcsドリル・スクリュードライバービットセット 15095JP を用意しておけば便利でしょう。このジャンルの製品はホームセンターではなかなか扱っているお店が少ないと思います。

  

2010年6月15日火曜日

ドリルにも種類がある

 単にドリルといっても何種類かある。

1.ドリルドライバー
  ネジの締め付けや木工穴あけや金工穴あけにも使いたい場合
2.インパクトドライバー
  長いネジやボルトをしっかり締め付けたい場合
3.マルチインパクトドライバー
  上記1と2両方を使いたい場合
4.ハンマードリル
  コンクリートにも穴をあけたい場合

 簡単に分けると以上のようだが、穴あけの場合は各用途に応じてドリルの歯も変えなくてはいけない。

2010年6月13日日曜日

まず用意したい工具3種類

 DIY入門者がまず揃えた方がいい工具をまず3種類紹介しましょう
工作する種類にもよりますが、基本的には以下のようなカテゴリーになるでしょう。
次回以降で具体的に紹介していきます。

1.ドリルドライバー
  ネジを締めたり、木材や鉄板などの穴を開けたりする工具です。
  手で締めるより はるかにラクなので、組み立て家具などを組む時にも重宝します。
  大きいものから小さいものまでいろいろありますが、場所を選ばず作業ができる
  充電タイプのものがお勧めです。

2.ジグソー
  木材や鉄板を直線や曲線の切断、くりぬき、斜め切りができる工具です。
  切り始めやカーブなどでスピード調整ができる可変速機能が便利。
  歯の種類を替えれば、アルミや鉄、発砲スチロールなども切ることができます。

3.サンダー
  荒研ぎから仕上げ研磨まで可能な工具です。
  木材の下地調整から塗装前の面を均一で平面にするので、塗装までの時間を短縮してくれます。